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(汚れた野球界 スポーツ総合研究所 blog)

・倫理感の問題もさることなから、産業論としてはもっと直接的かつ致命的な問題がある。
「脱税は犯罪」だという点を忘れてはいないだろうか？
100万円以上をもらったら申告しなければ犯罪であり、刑事告発されるのである。

・今後、優秀な選手で、まともな人間であれば、日本球界に行こうという気ななるだろうか？
私が親であれば、犯罪者集団の仲間入りは極力押しとどめるだろう。
(詳細は上記リンクにて)

決めたルールは守るべきだけど、別に有望な選手なら巨額の契約金を払うようにしてもいいのでは。
でもプロ野球ってほとんどが赤字経営なのだから、新人へ(+その周辺に裏金として)渡す多額の契約金を、活躍した選手に報酬として回す方が皆納得するはず。
会計をガラス張りにしたら実際の赤字は幾らになる?そして何名巨額の脱税で刑事告発される?
本当にシリアスな状況になるのはこれからだろう。裏金に関係してない者も含めて。
降下中にソフトランディングを狙うパイロットは誰？

選手の周辺に払う裏金は、関係周辺をがんじがらめにし、意図に関係なく自分の所に来させる為。
「お前があの球団に入団しないと、俺に金が入らないんだ」こんな事を直接言う奴はいないだろうが・・・少なくとも暗にして脅す奴はいるだろう。誰だって欲はある。この場合選手の人生は考えていなく個人的な金銭欲しか頭にない。そんな奴は大体「恩人」で、周りの人間関係に影響を及ぼすだけの権力を持ってたりする。
目の前にそれなりの金を積まれたのに、それが手に入らないとなれば、(経済的な事を含む)村八分などのイジメが待っているだろうし、場合によっては自分を取り巻く人にそれが向けられる。全く持って卑怯だ。

しかし、取り巻く状況を考慮して決断するのは当の本人。
専大北上高校野球部の選手達は、先輩である早稲田大学の元選手のせいでとばっちりを受けてしまった。彼らは"汚れた野球界"のスケープゴートされているのは、スポーツに興味が無い人でも感じ取る事ができる。

周辺の人達に「自分の人生を賭ける選択」を無視して決められる事は、ギャンブルで他人が勝手に自分の金を賭ける事と同じ。
外れたら自分の金ではないから懐は痛まない。
当たったら当たったで、恩着せがましく「俺のおかげだろ、金よこせ」とタカり続ける。まるでコーチ屋の様に。
他人が自分の人生を賭けた選択をした結果、うまくいかない、失敗して内心悔しい思いを抱いている選手はきっといるのだろう。更に裏金で刑事告発されたら・・・やってられないな。

他のスポーツでもこのようなケースはあるのか？
もっと狡猾で陰湿なケースもあるのか？

選手本人が直接裏金要求したのならともかく、周辺から無理矢理やり込められたケースならプレーを続けられるようにするべきだとは思う。