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2006年12月10日

バレーボール世界選手権最終日を今頃振り返える その1

会場の代々木第一体育館に着いたのは12:30頃。カナダvsプエルトリコの11・12位決定戦の第2セットの途中。
会場はガラガラ。選手の声がやたら響いていた。
(パナソニックパンサーズに来た)プエルトリコのソトのスパイク、カナダのウインタースのサーブが印象に残っている。
正直、大して本気でやらないだろうなと思っていたけども、数人しかいないながらも両国を応援する人は居た。異国の地でそんな人がいればやる気も出るのだろう。勝ったカナダはとても喜んでいた。とくに観客席のサンタクロース。負けたプエルトリコは一見さばさばしたように見えたが、雰囲気はやはり暗かったような。
両国代表の健闘を讃えてしっかりと拍手を送った。



D-50さんのアドバイス
で食料はしっかりと買い込んだものの、その日私はとてもガチマヤーで、第一試合終了後、スタンドの裏へ回ってあっという間にそのほとんどを食べてしまった(代々木の前に長崎ちゃんぽん、裏でおにぎり×3、アンパン、クリームパン、フライドチキン)。でも、後で腹が減るのは間違いないなと思い、仕方なく売店へ買い出しへ。やっぱり並んでいたのを見て後悔。もっと買ってくれば良かった。
会場に戻ってきたら第二試合、三位決定戦のブルガリアvsセルビア・モンテネグロの国家吹奏が行なわれていて、その最中いそいそ戻るのも失礼だと思い、通路の途中で起立し終えるのを待つ。



6分間の公式練習の合間に席に戻り、楽しみにしていたミリュコビッチ、カジスキー、ニコロフのプレーが見られる第二試合、三位決定戦。試合は各セットとも熱い競り合いの末、ブルガリアがセルビア・モンテネグロを3−1で下し、3位に。

印象に残ったのはやはり両国のエースブルガリアのカジスキー、セルビア・モンテネグロのミリュコビッチ。勝負時にトスが上がって決めていた。
それと、セルビア・モンテネグロの選手がスパイクを打つときやたら吠えていて、その凄さにトヨタ自動車の田中則雄を思い出して少し笑ってしまう。でも彼は試合中ずっと吠えているから、やはり則雄が上だ(何を比較しているんだか)。

ミリュコビッチはパワフルなんだけど、プレーは優雅に見えた。立ち姿が堂々としているのも理由の一つだろう。
そして、TVで見た日本戦でもそうだったけれど、たまにスパイクを打つときの動作が素早い。
キャストオフして戦っている仮面ライダーみてぇジョグダイヤルで早回ししている印象。オープンの時もそう見える時があった。あれは何だったんだろう?彼の技術なんだろうか?

カジスキーは早い、高い、そして強い。ただ、ミリュコビッチよりもプレーが単調に見えた。皆さんおっしゃっているようにセッターのせいなのか?それでも決めるときには決めていたのは素晴らしい。ミリュコビッチもそうだけど、バックアタックの迫力の凄い事、凄い事。その都度観客席からどよめきが起こる。
ニコロフは途中でピンチサーバーとして出始めた。ようつべで見たツール在籍時の映像と同じフォームでジャンピングサーブを打つのを見て「凄いな、あの選手が今ここで同じ事やっているよ」と、それだけで嬉しくなる。
第四セット、野球のクローザーの様に勝利を掴む活躍を見せたときには「なんで最初から出さないの?」とド素人ながら不思議に思う。それに対し、最後の方でミリュコビッチが消耗して下がったシーンがこの試合の明暗を象徴していた。

その他印象に残った選手はブルガリアのコンスタンチノフ。セルビア・モンテネグロのウラジミール・グルビッチ。確実に押さえるべき所で決めていたような。
後者が印象に残った理由の一つは、あのマッチナビゲーター(この日会場でMC?DJ?みたいな事やっていた人。面倒なので以降MN)の「おにーーーーーちゃーーーーーん!!」

バレーボール世界選手権最終日を今頃振り返える その1バレーボール世界選手権最終日を今頃振り返える その1

会場のサポーターはブルガリア人が多かった。カロヤン204(@の敵)は確認できず。
しかし、会場の応援はセルビア・モンテネグロよりだったか。そのため会場全体ではややセルビア・モンテネグロが優勢。
なにせマッチポイントあたりでMNが「セルビア!!セルビア!!」とコールしてたし。負けそうになったセルビア・モンテネグロに「頑張れ」ってやったつもりなんだろうけれど、試合中にアレは無いだろう。公平さに欠ける。主催者側が一方の国に偏る事をやるなんて日本の恥だよ。恥。
先に書いたグルビッチ兄のこともそうだけど、もっと試合と選手に敬意を持ってMNはやってほしかった。

勝ったブルガリアはサポーター含め皆喜びはじけて嬉しそう。負けたセルビア・モンテネグロはがっくりしてて、あれだけデカい選手が小さく見える。
もしかしてこの試合がユーゴスラビアから続く連合国家としての最後の活動だったのか?選手にとってはそんな事よりも負けた事がずっと重いだろうけど。

第一試合の両国には悪いが、この試合の迫力、面白さは数段上で、ド素人の私でも十分堪能したし、興奮した。
一人でも選手が東京に来てくれたらきっと1部(プレミア)昇格できるに違いない。
カジスキーでも、ミリュコビッチでも、「おにーーーーーちゃーーーーーん!!」でも誰でもいいから来てくれないかな・・・私も失礼だな。



Posted by icebox at 18:13│Comments(0)
 
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