2005年08月16日
バレーボールの東京 VS JT
ちょっと前のことだけど、川崎市体育館で八月五日、六日に行われたバレーボールのサマーリーグ決勝大会のことを。
私はJリーグの東京のソシオなので、バレーボールの東京も応援しようと休日だった六日に川崎市まで足を運んだ。サマーリーグという大会は若手や出場機会の無い選手に経験を積ませるための大会らしい。この決勝大会に出て来たNEC、JT、旭化成はトップリーグのVリーグ所属。二部リーグのV1リーグは東京だけだった。この日の東京はJTサンダースとの対戦。
会場に着くと東京の受付でソシオカードを見せると2000円のチケットが1800円になるサービスがあった。その日試合を行うチームの企業の受付もいくつかあったので、その企業の社員向けに同様のサービスがあったんだろう。
会場の中に入るとえらい暑い。まるでサウナだった。東京の横断幕を見つけてその近くに座る。
練習中の選手がいるコートを見ると、本当にコートがちっちゃく見える。テレビではわからない事だ。
前日も観戦したKに話を聞く。
「昨日の開場が朝の10時、試合開始が10時15分。席に着いたと思ったらもう試合開始。」
「選手のプレーに影響が無いように窓は全部閉めきっていて、黒いカーテンで外の光が入らないようにしている状態なのに、体育館の中は2m位のしょぼいクーラーが四つだけ。」
主催の神奈川県バレーボール協会の運営の悪さをボロクソに言っていた。
「NECのつよさは別格。「お前ら強すぎ」とコールした後、全日本代表の細川という選手を出すよう煽ったが、けっきょく出て来なかった」
「旭化成には3−0のストレート勝ち3−2のフルセット勝ち。入れ替え戦がこれだったら良かったのに」
そうしているうちに「YOU'LL NEVER WALK ALONE」を東京サポーターが歌いだし、試合開始。
東京はキャプテンの伊東がリベロ、川合がセッターに入っていた。坂本はどうした。(怪我だったらしい。)
第一セットはあっさりとJTがとる。東京元気なし。ところが第二、第三セットは東京が連取。肝心なところでのJTの選手のミスが目立つ。特に2番の平野。
「2番を狙え!」
とか、その平野がサーブを打つときには
「ウォーーー(ぱちぱちぱちぱちぱち・・・と拍手)」
といった感じで東京のサポーターはとにかく平野を集中攻撃。
この日の平野は何をやってもうまくいかなかった。彼のショーもない凡ミスが東京に勢いを与えていた。裏のMAN OF THE TOKYOは彼しかいない。詳しい人が言うには一番怖い選手はその平野らしいが・・・。
第四セット、後がなくなったJTはついに平野を外す。チームメイトに慰められてうなだれているのが印象的だった。そして第四セットはJTが奪い返し、勝負は最終セットに入る。
最終セット、一進一退の攻防を繰り広げるが、JTは勝負どころで平野投入。平野に対して声援を送るJTの応援団。さらに盛り上がる東京サポーター。
サーブを打つため大きく深呼吸したりして時間をとり集中する平野、その間も東京のサポーターは平野に対して煽り続ける。
そして、平野は鋭いジャンピングサーブを東京に向かって打ってきた。
が、結局東京がポイントを返して、その勢いのまま格上のJT相手に勝利を掴み取った。
JTのほうが攻撃が多彩でフリーで打つのが東京より多く、さすがはVリーグと思った。それ以上に東京よりも肝心なところでのミスが響いて自滅したような試合だった。2番の平野のせいで。
試合後、東京の選手たちがやってきて、サポーターはフットボールのときと同じように両腕を伸ばし手を震わせながら「オーーーーー」と待ち構えていた。普通なら一緒に万歳をするけれども、福田が(伊東だったかもしれんやはり誉だったそうで)それを静止させ
「とーーおーーきょーー!!」
と叫ぶと、それにあわせてサポーターも
「ララララーラララララララー・・・ワッショイ!!ワッショイ!!」
と東京ブギウギを選手と一緒に歌い、勝利を喜び合っていた。
選手はこれがやりたかったんだろう。皆本当に嬉しそうに歌い、飛び跳ねていた。
クールダウンをしている最中
「ごめんね平野」
とコールすると平野は苦笑いしながら両手を挙げて応えていた。東京がVリーグに上がったらぜひとも見てみたい選手だが、調べてみたら結構なベテラン選手だった。次会うときまで頑張っていてほしい(磐田の串カツみたいな扱いになるだろうが)。
トップレベルのバレーボールは面白い。何でこんな面白いものをもっとPRできないのかね、日本バレーボール協会。
"05.10.04に間違い修正。なんで今頃気がつくんだ。"
"05.12.31更に間違い訂正。旭化成には3-0ではなくて3-2だったですよ"
私はJリーグの東京のソシオなので、バレーボールの東京も応援しようと休日だった六日に川崎市まで足を運んだ。サマーリーグという大会は若手や出場機会の無い選手に経験を積ませるための大会らしい。この決勝大会に出て来たNEC、JT、旭化成はトップリーグのVリーグ所属。二部リーグのV1リーグは東京だけだった。この日の東京はJTサンダースとの対戦。
会場に着くと東京の受付でソシオカードを見せると2000円のチケットが1800円になるサービスがあった。その日試合を行うチームの企業の受付もいくつかあったので、その企業の社員向けに同様のサービスがあったんだろう。
会場の中に入るとえらい暑い。まるでサウナだった。東京の横断幕を見つけてその近くに座る。
練習中の選手がいるコートを見ると、本当にコートがちっちゃく見える。テレビではわからない事だ。
前日も観戦したKに話を聞く。
「昨日の開場が朝の10時、試合開始が10時15分。席に着いたと思ったらもう試合開始。」
「選手のプレーに影響が無いように窓は全部閉めきっていて、黒いカーテンで外の光が入らないようにしている状態なのに、体育館の中は2m位のしょぼいクーラーが四つだけ。」
主催の神奈川県バレーボール協会の運営の悪さをボロクソに言っていた。
「NECのつよさは別格。「お前ら強すぎ」とコールした後、全日本代表の細川という選手を出すよう煽ったが、けっきょく出て来なかった」
「旭化成には
そうしているうちに「YOU'LL NEVER WALK ALONE」を東京サポーターが歌いだし、試合開始。
東京はキャプテンの伊東がリベロ、川合がセッターに入っていた。坂本はどうした。(怪我だったらしい。)
第一セットはあっさりとJTがとる。東京元気なし。ところが第二、第三セットは東京が連取。肝心なところでのJTの選手のミスが目立つ。特に2番の平野。
「2番を狙え!」
とか、その平野がサーブを打つときには
「ウォーーー(ぱちぱちぱちぱちぱち・・・と拍手)」
といった感じで東京のサポーターはとにかく平野を集中攻撃。
この日の平野は何をやってもうまくいかなかった。彼のショーもない凡ミスが東京に勢いを与えていた。裏のMAN OF THE TOKYOは彼しかいない。詳しい人が言うには一番怖い選手はその平野らしいが・・・。
第四セット、後がなくなったJTはついに平野を外す。チームメイトに慰められてうなだれているのが印象的だった。そして第四セットはJTが奪い返し、勝負は最終セットに入る。
最終セット、一進一退の攻防を繰り広げるが、JTは勝負どころで平野投入。平野に対して声援を送るJTの応援団。さらに盛り上がる東京サポーター。
サーブを打つため大きく深呼吸したりして時間をとり集中する平野、その間も東京のサポーターは平野に対して煽り続ける。
そして、平野は鋭いジャンピングサーブを東京に向かって打ってきた。
が、結局東京がポイントを返して、その勢いのまま格上のJT相手に勝利を掴み取った。
JTのほうが攻撃が多彩でフリーで打つのが東京より多く、さすがはVリーグと思った。それ以上に東京よりも肝心なところでのミスが響いて自滅したような試合だった。2番の平野のせいで。
試合後、東京の選手たちがやってきて、サポーターはフットボールのときと同じように両腕を伸ばし手を震わせながら「オーーーーー」と待ち構えていた。普通なら一緒に万歳をするけれども、福田が(
「とーーおーーきょーー!!」
と叫ぶと、それにあわせてサポーターも
「ララララーラララララララー・・・ワッショイ!!ワッショイ!!」
と東京ブギウギを選手と一緒に歌い、勝利を喜び合っていた。
選手はこれがやりたかったんだろう。皆本当に嬉しそうに歌い、飛び跳ねていた。
クールダウンをしている最中
「ごめんね平野」
とコールすると平野は苦笑いしながら両手を挙げて応えていた。東京がVリーグに上がったらぜひとも見てみたい選手だが、調べてみたら結構なベテラン選手だった。次会うときまで頑張っていてほしい(磐田の串カツみたいな扱いになるだろうが)。
トップレベルのバレーボールは面白い。何でこんな面白いものをもっとPRできないのかね、日本バレーボール協会。
"05.10.04に間違い修正。なんで今頃気がつくんだ。"
"05.12.31更に間違い訂正。旭化成には3-0ではなくて3-2だったですよ"
Posted by icebox at 08:35│Comments(0)
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